探偵の調査映像編集術 タイムコード(録画日時)の埋め込み

探偵の映像撮影技術と言うほどのものかと思いますが

 

意外と録画日時が入っていなかったり、動画が無いという探偵社があるようなので

 

最低限のレベルとして映像ありき、録画日時の埋め込みありきか確認しましょう。

 

 

探偵の証拠映像にはタイムコード(撮影日時)が必須


現在、探偵が静止画のカメラで証拠を撮ることは極稀です。


ビデオカメラで動画撮影が基本となっています。


弁護士に提出したりはしないものになりますが


言葉や写真では伝わらないニュアンスを映像が埋めてくれます。

 

 

浮気調査や行動、素行を探る調査で


報告書にプラスして映像のDVDやブルーレイのような


データをくれない探偵社はお粗末な探偵であることを


自らさらけ出しているようなものです。

 


動画の質や編集能力も差が激しいものでもありますが、


映像証拠がついていなければそもそも話になりません。


程度の低い探偵事務所を選んでしまったと後悔するしかありません。

 

 

ただし、


家出人探しなどの行方調査や所在確認などであれば映像から


大事な場面だけを抜き出した静止画の報告書だけで動画は付属しないことが一般的です。

 

映像データが提出されない「探偵もどき」は置いておいて

 

 

探偵の証拠動画の編集レベル


機械音痴:撮影動画をそのままつなげただけ

素  人:撮影日時(タイムコード)を動画に表示させる

三流探偵:カット編集をし余計な部分を除いてつなげる

見習探偵:施設名などのテロップを入れる

探偵:明るさ調整、ぼかしや拡大など見やすく加工技術を加える

プロエンタメ探偵:ナレーションを追加 

 

 

探偵社でタイムコード(撮影日時)が動画に表示されていないものを

提出する業者がいるなんて考えてもいませんでしたが

意外といるようですので、なんちゃってレベルの探偵であっても

動画にタイムコード表示させるくらいは最低限できるようにしましょう。

 


では、動画に撮影日時(タイムコード)を表示する方法とは

 


ひとつ例をあげると

有料動画編集ソフトのエディウスを使用した場合です。


メニューの設定からユーザー設定を選択


プレビュー→オンスクリーンディスプレイを開く

 


エクスポート時の表示のソースTC、シーケンスTCのチェック

 

表示の位置を選ぶ


素材情報の選択から選ぶ

 

撮影日時を表示させるなら「録画日時」か「録画日時(2行)」

タイムアタック、ストップウォッチのようにカウントさせるなら「タイムコード」

 

 

動画ファイルに書き出す場合

ファイルへ出力→タイムコードを表示するにチェック

 

 


DVD、ブルーレイディスクに焼き付ける場合

ムービー選択→シーケンス下の設定→タイトル設定→タイムコードを表示にチェック

 

 


録画日時入りムービー作成
録画日時入りのDVD/BD作成方法
https://www.ediusworld.com/jp/tips/cat12_95.html

動画に撮影日時(時間)を表示させる方法
「独立行政法人 森林総合研究所の林業の安全作業情報」の
TIMESRTでタイムコードを表示させる
http://aibou.allok.biz/video-camera/movie-photographing-time-display/


動画の編集にタイムコードを表示させたい(厳密にはタイマー)
こちらはタイムアタックのようなカウントをさせたい場合の手法のひとつ
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1248579747

 

 


ただ、残念なことに少し詳しくなれば撮影日時(録画日時)も割と簡単に偽装が出来てしまいます。

出来ないような技術でもあればいいのですが。

 

残念ながらエディウスは4K動画のタイムコードに対応していません。

別の動画編集ソフトを使うかタイムコードを作って埋め込む作業になります。

AVCHDでの撮影をおすすめします。

Grass Valley社の対応を期待します。

エディウスプロの8でも9でも対応は見送られています。

 

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